ビーチ閉鎖・部活自粛、水は売り切れも 「巨大地震注意」に各地対策

有料記事

神崎卓征 徳山徹
[PR]

 気象庁が8日、南海トラフ巨大地震の発生が高まったとする「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を発表したことを受け、県内各地で海水浴場の閉鎖や、部活動の自粛などの対策がとられた。スーパーなどでは水や非常食を買い求める人が多かった。

 気象庁が発表した南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)は、大規模地震の発生可能性が相対的に高まっているとし、市民に対して防災対応を呼びかけるもの。最大規模の地震が発生した場合、関東から九州の広い範囲で強い揺れが起き、太平洋沿岸で高い津波が想定されている。

 臨時情報を受け、県は8日に設置した災害警戒本部を16日までは維持する予定。県警も通常より連絡要員を増やすなど高いレベルの警戒態勢に切り替えて対応をしているという。佐藤樹一郎知事は「情報に十分注意しつつ冷静な行動を心がけて日常生活を続けてほしい」とした上で、家具の固定や家族との連絡方法の確認などをするよう呼びかけるコメントを出した。

 観光シーズンを迎えている別…

この記事は有料記事です。残り796文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません