地元で発掘された化石から、ここにナウマンゾウがいた景色を想像する

福田祥史
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 茨城県南部でも数多く見つかっているナウマンゾウの化石を集めた企画展が、稲敷市八千石の市立歴史民俗資料館で開かれている。18日には「茨城にゾウがいたころ」と題する講演会もある。

 資料館によると、ナウマンゾウは約43万年前~約2万年前の日本列島に広く生息していたと考えられる。身近な地域から出土した化石などを手がかりに太古の景色を想像し、歴史に興味を持ってもらおうと企画した。

 市内や美浦村、つくば・土浦両市を流れる花室川などで見つかった歯やあご、手足の骨に加え、千葉県成田市で発見されたほぼ完全な形の頭骨の化石(複製)など国立科学博物館所蔵の貴重な資料も展示されている。

 会期は9月21日まで。午前9時~午後5時。月曜と8月29日、9月17日は休館。講演会は午後2時半から、隣接する市立図書館で。事前に資料館(0299・79・3211)へ申し込む。企画展、講演会とも無料。

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