10日にあった米大統領選のテレビ討論会を受け、複数の世論調査で民主党のハリス副大統領(59)のリードがわずかに広がった。ただ、共和党のトランプ前大統領(78)と小差であることは変わらず、接戦州の状況が勝敗を分けそうだ。
ロイター通信は10日の討論会後の11~12日に世論調査を実施。ハリス氏の支持率が47%、トランプ氏が42%で、ハリス氏が5ポイントをリードした。同通信が8月下旬に実施した調査では、ハリス氏のリードは4ポイントだった。
調査会社モーニングコンサルトが11日に実施した世論調査では、ハリス氏の支持率が50%、トランプ氏が45%で、ハリス氏の5ポイントリードとなった。
ハリス氏は民主党支持者の94%、前回の大統領選でバイデン大統領を支持した有権者の92%から支持を得た。無党派層のハリス氏への支持は46%で、トランプ氏の支持率40%よりわずかに高い。
討論会前の調査ではハリス氏…