ふるさと納税、返礼品に「万博チケット」 10月7日から大阪市

近づく 大阪・関西万博

原田達矢
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 大阪市は、ふるさと納税の返礼品として2025年大阪・関西万博の入場チケットの提供を始める。ふるさと納税サイト「ふるなび」で10月7日から寄付の申し込みを受け付ける。

 市によると、2万5千円の寄付で大人1人分の万博会期中の「1日券」、10万円の寄付で期間中に何度でも入場できる「通期パス」がもらえる。チケットは電子チケットで発券され、発券の具体的な方法などは今後示すという。

 市の万博入場チケットの返礼品採用は、他の自治体へのふるさと納税による税収「流出」対策の一環。横山英幸市長は9月27日、報道陣に「返礼品競争に参加するというわけではない。万博を機会に、大阪のことをより知っていただくという趣旨で見直した」と説明した。

 一方、大阪府は、万博入場チケットを府内の全自治体で、ふるさと納税の共通返礼品にする方針を明らかにしている。府が大阪市の同意を得る必要があるが、市側はすでに許可している。府の意向調査では、大阪市を除く42市町村のうち39市町村が前向きに検討する意向を示している。

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この記事を書いた人
原田達矢
ネットワーク報道本部|大阪市政担当
専門・関心分野
国内政治、地方創生、合唱