第1回万博前売り券、伸び悩む売れ行き 開幕まで1年、コンビニ販売を検討
2025年4月13日の大阪・関西万博の開幕まで1年となる。入場券の前売りは既に始まっているが、販売は伸び悩んでいる。
万博の運営費用の多くは、入場券の売り上げ収入でまかなうため、見込んだ通りの枚数が売れなければ、赤字になる恐れがある。
主催する日本国際博覧会協会(万博協会)は、より多くの人に買ってもらえるよう、コンビニでの販売を検討し始めた。
万博協会が4日に大阪市内で開いた機運醸成委員会の総会。委員長を務める関西経済連合会の松本正義会長(住友電気工業会長)は会議後の取材に、「(入場券の)売り方にもうひとつ工夫がないと、(売れ行きを上向かせるのは)なかなか難しい。いろいろなことを検討している」と語った。総会では、万博の意義や魅力をより具体的にSNSや各種メディアを通じて伝える方針を決めた。
入場券を売り出したのは、開幕500日前にあたる23年11月末から。24年4月3日までの約4カ月に122万枚売れた。ただ、前売りの目標は1400万枚で、1割にも届いていない。
国内で直近の05年愛知万博…
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