「昌磨君」引退、鍵山優真の戸惑いと決意と GPシリーズ開幕

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内田快
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 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズが18日(日本時間19日)、スケートアメリカ(米テキサス州アレン)で幕を開ける。11月に東京であるNHK杯を含め、計6戦が行われ、成績上位者はGPファイナル(12月、フランスグルノーブル)に進出する。2026年冬季五輪が来季に迫る中、選手たちの思いは。

記事後半では、坂本花織三浦佳生、千葉百音の3選手の声もお届けします。

鍵山優真「期待の声は背中を押してくれる」

 この春の世界選手権が終わった後、鍵山優真(21)=オリエンタルバイオ・中京大=は宇野昌磨さん(26)から伝えられた。

 「これで引退するんだよ」

 2022年の北京五輪では団体をともに戦って銀メダルを獲得した。その後、宇野さんは世界選手権を2連覇。羽生結弦さん(29)が22年にプロスケーターとなった後、日本チームを先頭で引っ張ってくれていた。

 その決断に驚きつつ、納得感もあった。

 「宇野選手はオリンピックを区切りにするような選手ではなくて、自分自身が納得した時点で、どの試合でも引退しちゃうという選手だと思っていたので」

 北京五輪男子シングルで銀メダルに輝いた鍵山。世界選手権では今年3月も含め、2位が3度。同世代の中では抜群の実績を積み上げてきたとあって、大学3年生にして日本男子の筆頭格に押し出された。

 当初は戸惑いもあった。

 「羽生さんや昌磨君が現役を…

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内田快
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