県立高全日制定員、132人減の4621人 少子化でピークから半減

乗京真知
[PR]

 福井県教育委員会は18日、2025年度の県立高校募集定員を発表した。全日制24校の定員は4621人で、今春より132人減。県教委によると、定員は第2次ベビーブーム世代が進学した1989年度に9520人に達したが、少子化に伴って半分に減った。

 中学校卒業予定者は6948人で今春より169人減る見込み。地区別では福井2643人(35人減)、坂井1060人(9人増)、奥越393人(36人減)、丹南1655人(93人減)、二州704人(20人減)、若狭493人(6人増)。

 定員は足羽で5人、高志で5人、藤島で13人、三国で4人、大野で9人、鯖江で6人、武生で6人、武生東で20人、丹生で5人、敦賀で3人、敦賀工で4人、福井商で8人、奥越明成で6人、武生商工で32人、若狭東で6人の減員を予定する。

 スポーツや文化活動などの条件を満たした生徒が応募できる特色選抜は23校123種目であり、定員は計574人。推薦は16校で計699人を募る。

 定時制7校の定員は計350人、道守の通信制は120人。

 一般入試は来年2月20、21日に実施され、合格発表は3月3日にある。

     ◇

 福井県内の私立高校6校は、2025年度入試の募集定員を発表した。北陸、仁愛女子、福井工大福井、啓新、敦賀気比の全日制5校の定員は前年から30人減の計1888人。福井南の定時制、啓新の通信制は各80人で前年と同数。

 仁愛女子は普通科の特別進学コースの定員を34人減らし136人、グローバル・サイエンスコースを4人増やし24人にする。福井工大福井は特別進学科を10人増やし140人、衛生看護科を10人減らし30人にする。

 全日制と定時制の日程は、推薦入試とスポーツ・文化選抜入試の出願が来年1月6~8日、試験日が同月15日、合格発表が同月20日。一般入試の出願は来年1月20~24日、試験日は同年2月3、4日、合格発表は同月7日。

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません