マスク氏、毎日有権者1人に1億5千万円 トランプ氏応援、批判も

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サンフランシスコ=五十嵐大介
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 来月の米大統領選で、起業家イーロン・マスク氏が19日、自身が設立した共和党トランプ前大統領を支持する団体を通じて、激戦州で毎日有権者1人に100万ドル(約1億5千万円)を配ると表明した。有権者に大金をばらまくマスク氏の手法には批判も出ている。

 マスク氏が設立した政治活動委員会「アメリカPAC」は今月、有権者登録をした人を対象に、表現の自由や銃所持の権利への支持を求める署名活動を開始。署名者を紹介した人に1人あたり47ドル(約7千円)を配る運動を始め、その後100ドルに引き上げていた。マスク氏は、この署名に応じた人の中から来月5日の大統領選まで毎日1人を選び、100万ドルを提供するとしている。

 マスク氏は20日、選挙の勝…

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この記事を書いた人
五十嵐大介
サンフランシスコ支局長兼編集委員
専門・関心分野
テクノロジー、経済、グローバリゼーション
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    遠藤乾
    (東京大学大学院法学政治学研究科教授)
    2024年10月21日10時40分 投稿
    【視点】

     オルガルヒによる寡占支配——盗賊国家化とまではいわないが、メディア支配と買収を通じたファシズムの匂いがする。  マスク氏は、X(旧ツイッター)といったプラットフォームやスターリンクのような基幹インフラを握り、それらを通じて盛んにフェークニ

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