台湾、立法院の改正法に違憲判決 主導した野党は反発、対立激化も
台北=高田正幸
台湾の野党主導で可決した立法院(国会に相当)の権限を強化する法改正をめぐり、権力分立を定めた憲法に違反するおそれがあるなどとして、頼清徳(ライチントー)総統や与党民進党の立法委員(議員)らが憲法解釈を求めていた裁判で、憲法法廷は25日、改正部分の多数が違憲だとの判決を言い渡した。違憲部分は即日失効とした。
立法院は1月の選挙を経て、与党の民進党が議席数で少数に転落。野党が優位に立っている。今回の判決では政権側の訴えの多くが認められたが、野党側は反発している。与野党対立はさらに激化しそうだ。
判決では、総統が定期的に立…
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