パブリック・ヒューマニティーズ 専門家と市民が知の交流、日本でも

有料記事リレーおぴにおん

聞き手・池田伸壹
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 平日の夜7時半から9時過ぎ。仕事を終えた人々がとある飲食店に集まり、英語で人文学や芸術のプレゼンテーションに耳を傾け、質疑応答をする――。

 2017年からそんなイベントをボランティアで主宰する、明治大学教授のアレックス・ワトソンさんに話を聞きました。

リレーおぴにおん 「集まれば」

 都内の飲食店を会場に「Tokyo Humanities Cafe」というイベントを主催しています。人文学や芸術にかかわる話を、4人程度の専門家が一般の人向けに話し、飲み物を片手に人々がそのテーマについて対話をします。

 基本的に入場料や参加費はなし。集まる人々は、自分の飲み物や食べ物の代金だけをお店に払います。ただ、言葉は英語。通訳はいません。

 私のように、日本にいる外国…

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