トランプ関税、自動車も部材も…影響甚大 北米生産「配分見直しも」
真海喬生=ニューヨーク 松岡大将 山本精作
トランプ氏が来年1月の米大統領就任後、メキシコやカナダからの輸入品への関税を25%に引き上げる方針を明らかにした。実行されれば、自動車をはじめとした日系企業への影響は甚大だ。先行きへの懸念が強まり、26日には自動車や半導体関連の株価が下落した。
米国とメキシコ、カナダの3国間では、一定の条件を満たせば関税ゼロでモノを輸出入できる貿易協定「米・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」が結ばれている。トランプ氏が前政権時代に北米自由貿易協定(NAFTA)を再交渉して2020年に発効した協定で、米側には特に雇用者数の多い自動車産業を米国内に戻す狙いがあった。そのため、一定以上の時給などを関税ゼロの条件とした。
メキシコは人件費が比較的安…
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