名古屋市長選、SNSは勝利に貢献? 規制か自由か、悩める与野党
寺沢知海 笹井継夫 鈴木春香
24日投開票の名古屋市長選では、国民民主党の代表代行も務めた前参院議員の大塚耕平氏が、河村たかし前市長の後継である広沢一郎氏に約13万票差で大敗した。17日投開票の兵庫県知事選では、SNSが選挙に及ぼす影響が大きな話題になった。名古屋では何が起きたのか。
「大変厳しい選挙だった」。落選が決まると、大塚氏は悔しさをにじませた。主要政党の推薦に加え、大村秀章愛知県知事の支援も得たが、及ばなかった。大塚氏は争点になっていた市民税減税について、「効果を検証して決める」とあいまいな立場をとって明確な対立軸を示さず、告示後に選挙の公約を見直すなど後手にまわった。
終盤、SNS上では大塚氏に…