福井市、越前町で震度4観測 北陸新幹線に一部運休や遅れ
椎木慎太郎
26日午後10時47分ごろ、石川県西方沖を震源とする地震があり、石川県では輪島市と志賀町で震度5弱、福井県では福井市と越前町で震度4を観測した。気象庁によると、震源の深さは約7キロ、地震の規模を示すマグニチュードは6.6と推定される。
石川県や消防によると、揺れの影響で津幡町の70代女性が転倒して顔を打ち、病院に救急搬送されたという。
原子力規制庁によると、志賀町の北陸電力志賀原発1号機、2号機(ともに運転停止中)では、地震による異常は確認されていないという。
JR西日本によると、北陸新幹線は地震の影響で26日午後10時47分ごろから富山―金沢駅間で運転を見合わせたが、27日午前2時33分に再開した。新幹線に乗っていた75人を含む計約630人の乗客に影響した。
輪島市堀町の八井貴啓さん(55)は地震発生時、スマホの緊急地震速報で目を覚ました。室内の棚から物が落ちるような被害はなかったが、「半年ごとに大きな地震が来るかもしれないと思って覚悟しているところがあった。だけどやっぱり不安になる」と話した。