青葉・都筑区の原風景をたどる「丘のよこはま」展 横浜市歴史博物館

大島具視
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 【神奈川】今年、区制30周年を迎えた横浜市の青葉区と都筑区の明治期以降の歩みをたどる企画展「丘のよこはま―近代の村の歴史と暮らし―」が、市歴史博物館(都筑区中川中央1丁目)で開かれている。12月15日まで。

 両区域は明治22(1889)年に六つの村ができた。殖産興業のため明治期は養蚕、大正期以降は野菜や果物の栽培が盛んになり、中川村のタケノコ、都田村のイチゴや桃は東京などで評判だったという。

 昭和14(1939)年に横浜市に編入された。高度経済成長期に大規模なニュータウン開発が行われ、平成6(1994)年の行政区再編で、青葉区と都筑区になった。最新(2020年)の統計でも都筑区は市内18区で最も農家が多く、青葉区は2番目だ。

 企画展は村の「原風景」や変化を、絵図や写真、古文書で紹介。現存する地名の由来なども分かる。企画展のみの観覧料は一般500円、高校・大学生300円、小・中学生と65歳以上の市民は100円。

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