クロマグロ漁獲枠、日本は大型魚1.5倍で合意 資源量が回復基調
大日向寛文
太平洋クロマグロの資源管理について話し合う国際会議「中西部太平洋まぐろ類委員会」(WCPFC)の年次会合で、来年以降の大型魚(30キログラム以上)の漁獲枠を今年の1・5倍にすることで合意した。太平洋クロマグロの資源量が回復基調にあるためで、増枠は2022年に続いて2度目。高級食材の代名詞が少し値下がりする可能性がある。
大型魚の枠を、現在の5614トンから8421トンに、小型魚も4007トンから4407トンに拡大する。枠通りに漁獲されれば、日本漁船による太平洋クロマグロの漁獲量は11年(1・3万トン)以来の水準となる。
水産庁によると、国内のクロ…