エア・ウォーターの森、札幌にオープン 産官学交流し課題解決に知恵

佐藤亜季
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 産官学で研究開発などを行う施設「エア・ウォーターの森」が6日、札幌市に開業した。大学・研究機関、自治体、スタートアップ企業などが自由に交流しながら、北海道の社会課題解決に向け、技術革新や新事業の創出に取り組むという。

 施設は、札幌で創業した産業ガス大手のエア・ウォーター(大阪市)グループが開設した。北海道産カラマツ材を使った4階建てで、JR桑園駅近くに立地する。2階は、大学や企業などが入居する個室エリア。3階は、利用者が互いに交流できるよう開放的なフロアにした。小樽商科大などを運営する北海道国立大学機構や室蘭工業大など8割の入居が決まっているという。

 多様な人々が交流を深めることで、新しいアイデアや社会課題の解決の道筋につなげていくという。同社が力を入れる「エネルギー・環境」や「農業・食」を中心に、新事業の創出にも取り組む。4階は、エア・ウォーターグループのオフィスとして使う。

 1階は、誰でも利用できる道産食材を扱うレストラン(ランチ営業は11~15時、不定休)があり、屋上も憩いの場として地域に開放する。

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この記事を書いた人
佐藤亜季
北海道報道センター|経済担当
専門・関心分野
経済、出産・子育て、外国人との共生