「受験生の聖地」ゴトゴト石 大学生7人が処分された事件のその後

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蜷川大介
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 崖の上にあって押せば揺れるのに、決して落ちないことから「受験生の聖地」と呼ばれた高知市のゴトゴト石。その石を使用不能にした器物損壊罪で、関東の大学生6人が罰金を命じられたことを3月に報じた。10月にはさらに大学生1人が略式起訴され、捜査は終わった。

 7人はコンパで親しくなった同じ大学の仲間で、SNS動画で石を知った。「落とせるものなら落としてみろという趣旨の動画だった」という。

 東京からレンタカーで現場にたどり着き、石が揺れるだけで落ちないことを確認したが、「この人数で東京から来たのだから」と固執。ハンマーやジャッキを買いに行き、翌日夕方までほぼ眠らずに石を落とそうとしたが果たせなかった。

受験生に人気のあった「落ちそうで、落ちない石」。それを落とそうとした若者の行動を振り返り、復旧をめざす住民たちのその後を取材しました。

 結局、くたくたになって石の…

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この記事を書いた人
蜷川大介
高知総局
専門・関心分野
事件、司法、地方自治。過疎・人口減の取材も進めます。
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