日生、営業職員6%程度賃上げへ 清水社長「支援厚くするのが重要」
杉山歩
日本生命保険は23日、営業職員の賃金を2025年に6%程度引き上げる方針を明らかにした。23年と24年にもそれぞれ7%程度の賃上げをしており、3年連続となる。全国の約5万人の営業職員が対象となる。
契約数などに応じて支払われる成果給や、評価に応じた固定給部分を積み増す。労働組合との協議を経て、正式に決める。清水博社長は、朝日新聞のインタビューで、賃上げを通じて営業職員の活動量が増えるなどの効果を感じていると説明。「生命保険販売は一人ひとりの営業職員で成り立っていると言っても、過言ではない。営業職員がより前向きに、誇りを持って頑張るためにも、支援を厚くしていくのは重要だ」と話した。
住友生命保険も営業職員について、成果給の制度変更などで、平均5%以上賃上げする方針。第一生命保険、明治安田生命保険も賃上げを検討中という。