加藤登紀子さん流 老い、別れ、ひとりぼっちを前向きに生きる極意
80歳を過ぎても、地方への移動も1人で新幹線や飛行機でヒョイヒョイ。ますます元気な加藤登紀子さん。心と体に素直に向き合い、自然体で前向きに楽しむ人生の極意を聞きました。
マイナスがあるなら、プラスをする
朝7時半に目覚まし時計を止め、ぼーっとしている間に、ベッドの上で5~10分、体をほぐすのが朝の日課。「ロングブレス」でしっかり呼吸しながら、腹筋、背筋、骨盤体操。顔もクシャクシャ~、パアーッを繰り返してストレッチ。着替える前に体重計測するまでがルーティン。
最初に老いを感じたのは40代後半。同じころ、乳がんの手術を受けたけれど、それとは関係ないのよ。音楽番組で自分の後ろ姿を見たときだった。想像以上に肉付きも良くて姿勢も悪くてね。なんだか、すごく老けて見えた。
50歳ごろから週に一度、先生についてストレッチを始めた。でも、「加齢との華麗なる闘い」が本格化したのは75歳の誕生日の直前。ひざが痛くなって、なんとかステージが終わったけれど、翌日、ベッドから立てなくなった。
老いを生きる一人ひとりへ。記事後半では、加藤登紀子さんからのメッセージ動画も見られます。
次の日は生まれ故郷のハルビ…
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