J2復帰果たせず心残り 「野人」岡野氏がガイナーレ鳥取GM退任
「野人」が、鳥取を去る。サッカーJ3のガイナーレ鳥取の代表取締役GMを23日付で退任した岡野雅行氏(52)が26日、鳥取市内で会見を開いた。「感謝しかない」と、サポーターやスタッフへの感謝の言葉を繰り返した。
退任後は東京都の南葛SC(関東リーグ1部)の事業本部長に就任する。東京にいる両親の健康状態が思わしくなく、南葛SCからオファーがあったことから移籍を決断したという。
長髪をなびかせ「野人」の愛称でおなじみの岡野氏は、選手として浦和レッズ、ヴィッセル神戸などで活躍。日本代表として1997年のW杯アジア最終予選イラン戦で決めた決勝ゴールは、「ジョホールバルの歓喜」として語り継がれている。2009年にガイナーレ鳥取に入団。13年に現役引退し、14年にGMに就任、17年には代表取締役GMとなった。
岡野氏は会見で、「選手の時には気付かなかったが、色んな人たちがピッチを作ってくれていたことを肌で感じた」と強調。心残りは、J2に復帰出来なかったことだといい、「責任を感じている。皆さんと一緒にJ2に上がりたかった」と述べた。県民に対しては、「我々のチームだ、みんなで作るんだという(県民が盛り上げる)チームになって欲しい」と呼びかけた。
会見の席に設けられたネームプレートには「野人」の肩書。ガイナーレ鳥取によると、鳥取県米子市安倍の専用スタジアム「オールガイナーレYAJINスタジアム」の名称は変更しないという。
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