「絶望的で、地獄のよう」 駒大・佐藤圭汰を復活に導いた世界の動画
安藤仙一朗
箱根駅伝・復路の7区には、箱根駅伝初出走の選手が13人集った。フレッシュな顔ぶれに交じった「学生長距離界の顔」は、やはり格の違う快走をみせた。
駒大の佐藤圭汰(3年)だ。
1位青学大のたすきリレーから4分7秒後、3位で小田原中継所をスタートした。
4.8キロ付近で、18秒差でスタートした京都・洛南高の後輩、2位中大の岡田開成(1年)に追いつく。しばらく並走した後、突き放した。
そして、青学大を猛然と追った。1キロごとに約10秒ずつ。視界に背中を捉えられない中、着実にその差を縮めていく。
平塚中継所に飛び込んだ時、1分40秒差に詰めていた。1時間0分43秒。従来の区間記録(1時間1分40秒)を1分近く更新する、驚異的なタイムだった。
「区間新は最低でも出すことを目標にしていた。最低でも1時間0分台と思っていた」
さらりと言ってのけた。
ただ、全く不安がなかったわ…
【初トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら