日経平均4営業日続落、3万8500円割れ 一時800円安
東谷晃平
14日の東京株式市場で日経平均株価は4営業日続落し、前週末より716円10銭(1・83%)安い3万8474円30銭で取引を終えた。下げ幅は一時800円を超え、約1カ月半ぶりに3万8500円を割り込んだ。
米国で前週末に発表された経済指標が市場予想を上回り、インフレ(物価高)懸念が再燃。米国の利下げ観測が後退した。米政府が人工知能(AI)向けの先端半導体の輸出について規制する案を公表したこともあり、日経平均は取引開始から売りが優勢となった。半導体関連株を中心に大きく値下がりした。
また、日本銀行の氷見野良三副総裁が講演で、次回の金融政策決定会合で「利上げを行うかどうか、政策委員の間で議論し、判断したい」などと発言。景気減速につながる恐れがある追加利上げの観測が強まったことも株安の要因となった。
14日の東京債券市場で、長…
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