「特色枠」新設、日程前倒し、複数校志望 大阪府立高入試で改革案

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丘文奈
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 大阪府学校教育審議会(会長・浅野良一環太平洋大教授)は20日、今後の府立高校の入学者選抜制度について、学力以外の基準を評価に加える「特色枠」の導入や入試日程の前倒し、複数校志願制などを盛り込んだ改革素案を公表した。議論を進めて8月ごろに府教育委員会に答申。制度の詳細を詰めて、早ければ2026年度入試から実施される。

 素案によれば、ボランティア活動や起業体験、クラブ活動など、学力検査以外の学校が求める「特色」で合否を判断する枠を募集人員に一定割合設ける。導入によって、生徒は個性や強みを生かした受験ができ、各校の特色を意識した受験先の選択につながるという。

 入試日程は、3月上旬の一般…

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    武田緑
    (学校DE&Iコンサルタント)
    2024年6月24日13時35分 投稿
    【視点】

    中学生は、高校受験という出口を意識して生活していますし、先生たちもそこを意識して指導をしています。 この改革が、中学生活における受験プレッシャーをほぐすようなかたちで進むのであればとてもいいなと思います。逆に特色枠が内申書(調査書)ベース

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