「レームダック」化する韓国・尹大統領 日韓関係の停滞は避けられず

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聞き手・鈴木峻
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 韓国国会では尹錫悦(ユンソンニョル)大統領に対する弾劾(だんがい)訴追案の採決に向けた動きが7日夜まで続いたが、不成立となった。6日には与党・国民の力の韓東勲代表が「大統領の職務停止が必要」と主張していたが、どんな思惑が働いたのか。韓国政治に詳しい神戸大大学院の木村幹教授と、静岡県立大大学院の奥薗秀樹教授に聞いた。

「任期残して早めに辞任の可能性」 木村幹・神戸大大学院教授

 韓国で尹錫悦(ユンソンニョル)大統領に対する弾劾(だんがい)訴追案が不成立となった。これをうけ、現政権が続くことになったが、これは完全な「レームダック」(死に体)が訪れることを意味する。与党内でも尹氏の追放論が出ている状態では、政治の全てが止まることになる。

 国内での求心力を失った大統…

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この記事を書いた人
鈴木峻
国際報道部
専門・関心分野
政治、戦争、近代史、教育、貧困問題
韓国「非常戒厳」

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