舌癌サバイバー日記

2014年8月に舌癌の宣告を受け、入院、手術、化学療法中断を経て、社会復帰し、2016年3月末に職場を定年退職しました。再就職し、楽しく仕事を続けています。その間の経験、苦しかったこと、不安だったことなどを記録し、同じ病気になって不安を抱えている方の参考にしていただければと思っています。 エコな生活にも興味があり、そんな思いもお伝えし、少しでも共感していただければと思います。

2023年09月

 仕事の都合でお盆に帰省できなかった息子が、9月16日(土)に来て、18日(月)に赴任先に帰っていきました。残暑というには厳しすぎる暑さだけが残りました。

 子供たちを迎えに新幹線駅へ行くときの嬉しい気持ちと、送りに行くときの少し寂しい気持ち、毎度のことなので、慣れっこです。野口五郎さんの「私鉄沿線」のように改札口で子や孫の姿が現れるのを待つ気持ちと、駅に入っていくのを見えなくなるまで見送る気持ち・・・。

 

 今回の息子の帰省、初日はかつやの優待券で揚げ物の盛り合わせをテイクアウトし、飲みました。息子は、体重を増やさないよう、夕食ではご飯などの主食は食べず、おかずだけにしているので、私もそれに付き合いました。

 二日目は親子三人で、近場(車で1時間ほど)の日帰り温泉施設で昼食がてら温泉やサウナを楽しみ、夕食は自宅で刺身などで飲みました。わずか2晩ですが、十分に楽しめました。

 三日目、昼前に息子を駅に送った後、日常に戻り、自転車でラーメン店に・・・。

 息子の職場、部署では、息子(31歳)が最も若いそうで、休暇なども家族持ちの先輩を優先するので、お盆の時期などは休むのが難しいようです。

 息子を駅に送った後で、お墓参りに連れて行くのを忘れたことに気づきました。仕方ないから、お彼岸に合わせ、またコロナの頃のように、グループlineでオンライン墓参させようと思います。

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 8月末、勤務先から、今年度末までの予定だった私の勤務について1年延長を打診され、承諾してしまったのですが、本当にそれでいいのか、うじうじと迷っています。

 「サラリーマン引退が延期に」 参照願います。

 舌癌手術をした58歳以後、月日の経つのが早く感じていたのですが、この半月はやけに長く感じます。8月中旬の猛暑の通勤も、今年で最後だと思うと名残惜しいような感じもしたのですが、また来年もと考えるとうんざりしてしまいます。

 

 現在67歳ですが、65歳から年金をいただいており、贅沢をしなければ、それだけでもなんとか生活はできるでしょう。幸い、子どもたちも独立し、私もお金のかかる趣味はありません。今の私の給与は、ゆとり分です。他にわずかな不動産収入、配当収入、預金もあり、よほどの不運が重ならない限り生活には困らないと思います。

 仕事を続けているのは、社会参加していたいことと、若い人たちと働いているのが楽しいためです。薄給のパートタイマーではありますが、私の得意分野で仲間から頼りにされることは、うれしくもあります。

 でも、完全引退して、読書三昧の生活を楽しみたい気持ちもあります。週に2日は図書館(県立と市立)、2日はプール、1日は趣味のサークルのような夢の引退生活・・・。そんな健康を保ったままの引退生活を少なくとも1年は楽しみたいのですが、この勤務延長のせいでダメになるかもしれません。

 1年勤務を延長すれば、妻の年金受給も始まります。生活はさらに安定するでしょう。また、私は手のかからない亭主なのですが、それでも家にいる時間が増えれば、妻とのいざこざも増えるでしょう。

 冷静に考えれば、せっかく会社から頼まれたのだから、もう1年半サラリーマンを続けるのがいいのでしょう。暑さが続くせいで、気力が衰えているのかもしれません。

 1年延長すれば、今の会社を去る時は69歳です。

 なんとか健康を保ち、引退後にハローワークに顔を出したり、シルバー人材センターに加入したりする気力があるくらい元気であるようがんばります。

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 9月6日にまとまった雨が降り、気温が少し下がってようやく秋が来るかと期待しました。それが期待外れで、二日後くらいから猛暑に戻り、それが続きました。

 12日の夜に再びまとまった雨が降り、涼しくなるかと思いましたが、13日にはまた暑さがぶり返しています。うんざりしています。

 私の寝る部屋にはエアコンがないので、暑い夜は他県に赴任中の息子の空き部屋に逃げて寝るのですが、6日に少し涼しくなった際に自分の部屋に戻りました。ところが、暑さがぶり返し、また息子の空き部屋に舞い戻る羽目になりました。

 

部屋の移動は面倒

 寝る部屋を移動するのは、かなり面倒です。ベッドはもちろん動かしませんが、ベッドパッドやシーツ、枕、タオルケットは移動します。一番面倒なのは、目覚まし機能付きのラジオの移動です。

 あのラジオ、一度コンセントを抜くと、時刻等がリセットされてしまうので、セットし直さなければなりません。現在時刻のセットとラジオが鳴り始める時刻のセット、これがなかなか面倒です。でもこれをしなければ、朝の起床に支障が生じてしまいます。

 

息子が帰省する

 お盆の時期に仕事の都合で我が家に帰省できなかった息子が、9月16日(土)に帰ってくる予定です。その際には部屋を明け渡さなければなりません。

 その日までに涼しさが戻ることを祈っています。

 しかし、今後、こんな猛暑の夏が多くなるのでしょうか?地球がおかしくなってしまったようです。

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 「青春の門」「戒厳令の夜」などで著名な五木氏は、長編小説「親鸞」を初め、親鸞聖人やその思想に関する著作もいくつかあり、本書もその一つです。

 本書(祥伝社新書)は、「謎にみちた歎異抄」と題した随筆的な部分(植民地であった朝鮮での著者の経験などを踏まえた親鸞の思想に関する随想)、著者の現代語訳による歎異抄歎異抄の原文川村湊氏との対談で構成されています。

 著者は、歎異抄は謎にみちた本で読めば読むほど分からなくなると言いながら、「人の心をぎゅっと素手でつかむような魅力」があると評されます。この「謎」というのは、歎異抄は誰が書いたかというようなことを指しているのではなく、宿業(しゅくごう)とは何か、善と悪の区別はあるのかといった哲学的な疑問です。そんな謎は、本書の中でも解明されているはずがありません。

 でも、著者ほどの人でも歎異抄を理解しきれないのは、親鸞の思想はそれほど深いものなのでしょう。

 

 実は私も歎異抄を読んで疑問に思っていることがあり、本書を手に取りました。私の疑問は深いものではなく、研究者なら即答してくれるようなものでしょうが。

 歎異抄の第11章や第16章に「辺地(へんじ)」とか「辺地の生」という言葉が出てきます。念仏を唱えていても、阿弥陀如来の本願を疑う気持ちのある人は、本当の浄土ではなく、辺地の浄土(見せかけの浄土?)へ往生し、そこで真の信心を得た後に本当の浄土に往生するというような内容の箇所です。

 その部分について、浄土に真の浄土や辺地があると親鸞自身が本当に考えていたのか、私は疑問なのです。阿弥陀という言葉自体サンスクリット語の「計り知れない空間」とか「永遠の時の流れ」といった意味とのことで、死ねば宇宙の中の物質に戻るだけと考えていたのではないかという気がするのですが・・・。阿弥陀如来も自然の摂理を「方便」として仏様の形にしただけということなので、「浄土」自体も心の持ちようの方便として親鸞聖人も考えていたような気がするのですが・・・。

 浅学なシロートの私には本書を読んでも分からないことばかりですが、勉強を続けようと思います。

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 ビッグモーターによる中古車の売買について、様々な悪質な行為が報じられています。

 私は、26歳のときにマイカー(中古車)を買って以来、ずっとマイカーを保有し続けていますが、特に車を趣味としているわけではありません。便利な道具、移動手段と考えています。だから、新車を買ったことは一度もなく、40年間ずっと中古車でリレーしています。無理なく支払える価格のものしか買わないので、マイカーのためにローンを組んだことなどもなく、常に即金です。
 今のアクアで、もう5、6代目です。

 中古車ばかり使っていますが、ラッキーなことに、故障ばかりして困ったことはなく、「ハズレだ」と思った車は一台もありません。だいたい、製造から5、6年ほど経っていて、6万キロほどの走行距離の車を買い、5年から8年ほど乗って、買い替えています。買い替える時は、ほとんど乗り潰した状態ですが、乗り続けた車は愛着がわき、手放す時にはいつも別れを惜しむ気持ちになりました。

 

 今のアクアはトヨタのディーラー系の会社から買いましたが、それ以前のものは、すべて地域の中古車屋、自動車屋で買っています。車には全く詳しくないシロートなので、業者の言うことを信じるしかありません。先見の明があったわけではなく、たまたま、ビッグモーターなど、全国チェーンの会社から買ったことは一度もありませんでした。それが、「ラッキー」の原因だったのかもしれません。
 やはりあの業界に限らず、急成長している会社には、用心したほうがいいのかもしれません。

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