舌癌サバイバー日記

2014年8月に舌癌の宣告を受け、入院、手術、化学療法中断を経て、社会復帰し、2016年3月末に職場を定年退職しました。再就職し、楽しく仕事を続けています。その間の経験、苦しかったこと、不安だったことなどを記録し、同じ病気になって不安を抱えている方の参考にしていただければと思っています。 エコな生活にも興味があり、そんな思いもお伝えし、少しでも共感していただければと思います。

タグ:引退生活

 8月末、勤務先から、今年度末までの予定だった私の勤務について1年延長を打診され、承諾してしまったのですが、本当にそれでいいのか、うじうじと迷っています。

 「サラリーマン引退が延期に」 参照願います。

 舌癌手術をした58歳以後、月日の経つのが早く感じていたのですが、この半月はやけに長く感じます。8月中旬の猛暑の通勤も、今年で最後だと思うと名残惜しいような感じもしたのですが、また来年もと考えるとうんざりしてしまいます。

 

 現在67歳ですが、65歳から年金をいただいており、贅沢をしなければ、それだけでもなんとか生活はできるでしょう。幸い、子どもたちも独立し、私もお金のかかる趣味はありません。今の私の給与は、ゆとり分です。他にわずかな不動産収入、配当収入、預金もあり、よほどの不運が重ならない限り生活には困らないと思います。

 仕事を続けているのは、社会参加していたいことと、若い人たちと働いているのが楽しいためです。薄給のパートタイマーではありますが、私の得意分野で仲間から頼りにされることは、うれしくもあります。

 でも、完全引退して、読書三昧の生活を楽しみたい気持ちもあります。週に2日は図書館(県立と市立)、2日はプール、1日は趣味のサークルのような夢の引退生活・・・。そんな健康を保ったままの引退生活を少なくとも1年は楽しみたいのですが、この勤務延長のせいでダメになるかもしれません。

 1年勤務を延長すれば、妻の年金受給も始まります。生活はさらに安定するでしょう。また、私は手のかからない亭主なのですが、それでも家にいる時間が増えれば、妻とのいざこざも増えるでしょう。

 冷静に考えれば、せっかく会社から頼まれたのだから、もう1年半サラリーマンを続けるのがいいのでしょう。暑さが続くせいで、気力が衰えているのかもしれません。

 1年延長すれば、今の会社を去る時は69歳です。

 なんとか健康を保ち、引退後にハローワークに顔を出したり、シルバー人材センターに加入したりする気力があるくらい元気であるようがんばります。

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 2020年度も後半に入り、来年度以降の身の振り方を考えています。今の職場は、今年度いっぱい(来年の3月末)で辞めるつもりなので、もう1か所勤務するか、65歳になるので年金生活に入るか・・・。

 

あと何年くらい元気でいられるか?

 このことを考えるとき、自分の健康寿命がどのくらいあるのかという点が、最大の問題です。もう10年も健康でいられるなら、もう少し働きたいような気もします。しかし、健康でいられる期間があまりないなら、早く引退して、元気なうちに旅行、図書館通い、昼カラ、水泳、読書三昧の生活を1年くらいは満喫してから寝たきりになりたい・・・。

 こればかりは、誰にも分かりません。今のところ、舌癌の再発や転移はなく、緑内障、頸椎症(今は小康状態で放置)のほかは大きな不安はないのですが、この元気がいつまで続くか・・・。

 

経済的には

 我が家は持ち家で、ローンも終わっています。築22年ですが、2年前に外壁等の改修もしたので、当分は大丈夫でしょう。長生きしたら、もう1回くらい300万円程度の改修が必要かもしれません。

私はゴルフや釣りもせず、あまりお金のかかる趣味は持っていません。引退したらカラオケでも通おうかとも思っていますが、その程度です。妻もテニスくらいです。

贅沢をしなければ、年金で生活できそうな気がしています。夫婦どちらか、又は二人とも介護が必要になっても、あまり長生きをしなければ、預金で大丈夫だと思います。

世間では老後破産、老後貧乏に陥らせる最大の要因の子供たちも、我が家の場合は老親に寄生したりせずにちゃんと自活を続けてくれそうです。

年金が大幅に減額されたり、詐欺に引っ掛かったりしなければ、また、ぜいたくを望まなければ、経済的にはなんとかなりそうです。

 

 経済的にはもう働かなくてもよさそうなのですが、完全に引退生活に入るのには、なぜか躊躇があります。仕事中毒ではないと思うのですが・・・。

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