６月下旬、勤め先の会社の株主総会があり、会社側スタッフとして初めて参加しました。公務員経験ばかり長いため、民間会社のいわゆる「総会事務」は未経験の仕事でした。

　趣味の株主優待で保有している株の関係で、地元に本社がある会社の株主総会は、野次馬根性から株主として何度か出席しています。また、大量に送られてくる株主総会の資料に一応目も通しています。それらが、今の仕事に少し役立っています。今の会社の同僚らは、他社の株主総会の資料を見たことがあまりないようなのです。

　これまでは、大量に自宅に届く総会資料は、目を通して経営状況をチェックした後は再生紙としてリサイクルに回していましたが、今の会社に就職した５月からは、仕事の参考資料として会社の自席にストックしています。例えば、損益計算書などで経常損失、営業損失だった場合の表記の仕方などは各社で異なります。我が社もコロナ禍で初めての赤字決算だったため、各社の表記の仕方を見比べながら我が社のものを作成しました。

　文言で「経常損失」と表記して数字には△を付けない会社、「経常損失」と表記した上で数字にも△を付ける会社など様々です。一番ていねいなのは、「経常利益又は経常損失（△）」と表記した上で数字に△を付ける会社です。

　総会が終わったので、次は役員の変更登記と、法人税の申告です。いずれも未経験の仕事で、特に法人税の申告は今の私にはまだ無理ですが、同僚に教えてもらいながら少しずつ覚えようと思います。

　新しい仕事を勉強している最中は、自分の好きな読書ができず、ここ２か月半ほどは「会社法」「労務管理」「商業登記」などの本しか読んでいません。このブログで時々読書感想を載せるのは、以前に書き溜めておいたものです。

せっかく私のような高齢者を雇っていただいたのですから、一日も早く戦力になりたいものです。

　
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