年末、新聞折り込みでスーパーなどの売出しのチラシが入ってきます。初売りは1月2日からという店も多いのですが、1日からという店も半数くらいあります。私は、それを見ると、嫌な気持ちになります。従業員の子供たちのことを考えてしまうからです。
私の実家は自営業(衣料品店)でした。初売りは昔からずっと2日だったのですが、一時期、商店会の申し合わせで1月3日になったことがありました。そのことは、子供の私にとってとてもうれしいことでした。
2日の初売りでも、元日の午後くらいからはその準備をするため、親はのんびりできません。でも、3日の初売りなら、少なくとも元日だけはのんびり子供の相手をしてくれます。子供にとって、とても貴重な時間でした。
それが、ある年から、大型店が2日とか元日に初売りを始めてしまい、結局、申し合わせが崩れて、2日に戻ってしまいました。私は、子供心に、その大規模店を憎みました。
そんな思い出があるため、私は、元日には買物などに出かけないことにしています。1月1日の営業を禁止するわけにはいかないでしょうから、元日に従業員を出勤させる場合は2倍の賃金単価、2日に出勤させる場合は1.5倍の単価を義務付ければいいと思います。それが嫌なら休業すればいいのです。
一方、県で高齢者福祉関係の仕事をしているとき、逆の話を聞きました。特別養護老人ホームなどで、元日などの勤務は人気があるとのことでした。元日などに休んで家にいても、年始客が来て酒やつまみの用意をしなければならず面倒なので、正月は出勤し、正月が終わってからゆっくり休みたいという女性が多いとのことでした。
たしかにそうかもしれません。正月は、誰にも面倒をかけずに、家でのんびりしているのが一番です。家族にも面倒をかけず、食べたいものがあるなら自分で作るか、年末のうちに自分で用意しておくのが中高年男性の心がけでしょう。
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