サイト案内(目次)へ

 お盆に娘が二人の孫を連れて34日で帰省してくれました。婿さんも最後の一晩は合流してくれ、日ごろは老夫婦二人だけの家が久しぶりに賑やかになりました。

 賑やかすぎて、娘一家を駅に送った後、ぐったりしました。

 

3歳までの親孝行

 「子どもは3歳までに一生分の親孝行をする。」と昔からよく聞きます。普段は、何となく聞き流していたのですが、今回、5歳2か月の男の子0歳4か月の女の子の二人の孫を見ていて、いろいろな意味に捉えることができそうなことに気づきました。

 5歳くらいでも10歳くらいでも十分にかわいいのに、なぜ3歳までかということが、まず気になります。昔の数え年であれば、3歳までというのは、第一次反抗期の前までと捉えることができます。たしかに、何にでも反抗したがるイヤイヤ期が始まる前の子供は、無条件にかわいいものです。

 まだ憎まれ口をきくこともなく、あやすとニコッとしたり声をあげて喜んだりする下の孫は、見ていて癒されます。

 上の孫も言うことを聞いて遊んでいるときはかわいいのですが、「テレビからもっと離れて見なさい。」と言っても無視したりされるとイライラさせられるし、騒ぎ方も半端じゃないので、疲れてしまいます。

 そんなわけで、昔の人は「3歳まで」と区切ったのかなと思います。

 

 「一生分」という言葉も気になります。

 3歳を超えても子供は十分にかわいく、その後も親孝行をしてもらっているはずです。

 「一生分」というのは、子育ての苦労に見合う分の親孝行は3歳までにやってもらうので、その後も子供からいろいろ喜びを与えてもらう分は親のもうけ、余禄だという意味なのかなと思います。

 私の子育ての苦労は、自分の子供たちの3歳までのかわいさで既にペイし、余剰が生じているわけですが、孫たちから楽しませてもらうのは、その複利効果のようなものなのでしょう。

 にほんブログ村 シニア日記ブログ 60歳代へ
 にほんブログ村
 “ブログ村参加中"