入院であったら便利だったもの、あったらよかったと思ったもの。なんだこんな実用もの書いてる場合か?
退院明日に決まった。
最短7日と言われたけど、10日かかった。
そんでも、みんな早い早いと言ってくれる。
私自身は早いのか遅いのかわからない。
10日の間にあったことは、時間の概念を超えてしまった。
これから続いていく日常のことも、よくわからない。
そんな空中庭園みたいなところにぽっかり浮いている気がする今日なんだった。
で、入院最後の日に荷物とかちょろちょとまとめながら
これ持ってきてよかったなあ、とか、あったら便利だったのに、と思ったものを書こうとしてる。
職業病か。
ま、いいや。許して。
私は最初の4日間、一番つらかったときは2人部屋を1人で使わせてもらっていて、それはそれでとてもよかったんだけど、5日目に冷房を使いたくないという高齢の方が隣に入ったので、冷房命の私としては、後半戦耐えられそうになく個室に移動させてもらった。
結果的に、動けるようになってからの個室はすごく快適で、眠りの質も確保できて本当に良かったと思う。お金はかかっちゃったけど、非常事態の出費として、また頑張るよ。
(最初の投稿で、一番大事なものを失念していたので、加えました。1は絶対に必要!!!)
1,延長コンセント
下のWFIとか、携帯の充電、その他いろいろ電源が必要なものが結構あるので、あらかじめ予測して持参して、本当に助かった。ベッド周りのコンセントは医療機器で占領されていることが多いし、携帯の充電は枕元に近いほうがいいので、ひとつあるととても便利。
コードが長すぎるをかえってじゃまにかるので、このくらいのコンパクトなやつがいいかも。
2,入院用WIFI
1日からレンタルできるのを借りて持ってきてもらった。
手術後数日は、音楽も映像も受け付けなかったけれど、少し元気になってきたらアマゾンプライムのビデオや、音楽に救われたー。イヤフォン使ったけど、もっといいヘッドフォンあったらよかったと思う。
術後で体力使ったあとは、本は読めない(目が異様に疲れる)し、目をあまり使わないほうがいいらしいので、音楽や気軽なビデオぐらいがいいのかなー。病院テレビでは民放もNHKも普段からまったく見ないし、見てみても想像を絶するつまんなさなので(笑)、WIFIありがとう。
3,アロマデフューザーとエッセンシャルオイル
息子が誕生日に買ってくれた無印のデフューザーを、ダメ元でもってきて大正解じゃった。
同室者がいると香りは気遣うかもしれないけど、蒸気だけでも癒やされるし、常夜灯にもなった。
水が切れるたびに補充するのは大変なので、ペットボトルに水道水を入れて近くに置いておいたら便利。
快眠に効くエッセンシャルオイルは、マスクやタオルに落としても癒やされたし、個室に移ってバスルームがついたときには、足湯にも使った。
病院は独特な臭いがあるので、同室者がいてもお断りすれば、意外と喜ばれる気もするなー。
4,S字フックとかご
最初は2人部屋指定だったので、荷物の置き場所を確保するためにフックとベトナム製のかごバッグ。
手術後動きにくい時に、棚の上や中のものは取りにくいし、ベッドテーブルも起き上がらないと届かず痛みがあると辛かった。
ベッド横にセットしておいたら、寝たまま手が伸びて超便利じゃった。
S字フックもかわいい花つきにして、バッグも明るい色にしたら、病室が明るくなっていがったいがった。
5,100円ショップの介護用ペットボトル用吸口
これはお友達が調べて調達してくてくれたもの。結果的に大ヒットのグッジョブだった!
コップの吸口は、水を誰かに入れてもらわねばならず、こぼれやすいけど、これはベッドの中に持ち込んでももれずに優秀じゃった。誰か来たらとにかくペットボトルを補充してもらって、飲み終わったらこの吸口だけ自分で付け替えてずっと抱えてた。
ペットボトルにくっついてきたリラックマのカバーも大活躍じゃった。
ペットは口開けて飲む行為だけでも結構体力を使うので、寝たきりのときはこちらがよいなあ。
お友だちありがとう!
6,ちび枕
前に入院したときに、お友達がお見舞いに買ってきてくれたひつじのちび枕。
座るときにちょっと腰に入れたり、枕の高さを調節するのにちょうどいいし、癒やしにもなるからって。
それ、本当に役に立て、その後もずっと私のベッドのお供だったのを、今回も持ってきた。
病院の枕はパイプ製で重く、リクライニングすると落ちてしまって、手が動かせないのでそのたびに看護師さんを呼ぶことになり、途中から使うのをやめてしまった。
ちび枕バンザイ。
あとはやっぱり、柄のかわいいタオルとか
色がきれいなストール(ちょいがけにもなる)も、持ってきて本当によかった。
病院にはパジャマと下着とタオルのレンタルがあって、洗濯で誰かを煩わせることを考えたらそれでいいやと思ったけど、考えてみたら1週間から10日ぐらいの旅は海外で普通にしているわけなので、洗濯なしで乗り切ることは難しくないんだった。
好きな色のパジャマ、癒やされるもの、かわいい柄みたいなものがあるだけで、すごく救われた。
下着は全部使い捨てのものを100円ショップで調達した。看護師さんも心得たもので、着替えの時に回収して捨ててくれたりもしたよ。
失敗はTシャツを多く持ってきてしまい、術後しばらく前開きパジャマ以外、手があがらず着替えられなくて困ったこと。
Tシャツ着るのって、からだ使うんだなあ。初めてわかった。
で、お友達に頼んだらポリエステル製のすんごく可愛いのを買ってきてくれて。
最初、綿じゃないと汗を吸わないではと話していたんだけど、綿のものよりシワにならず、不思議なことに体臭も気にならなかった。汗を吸ってしまうほうが、臭いやすいのかな。
しわしわパジャマは気持ちも滅入るので、シワになりにくい素材って意外と大事なもんだ、と改めて。
あと
最初の日に作ったのがこの癒やしコーナー
手術数日前、偶然通りかかってはじめて中に入った神田のニコライ堂で入手したイコン。
パリの奇跡のマリアメダル教会のメダイ
お友達の贈り物のお花やエッセンシャルオイル。
動けない時、癒やされるものが目に入るだけで救われるなーってほんとに思う。
病院の売店に、ちいさいぬいぐるみがいっぱい売られていたの。
それもきっと、そんな気持ちなのかなーって思ったよー。
あとはちょっとしたもんだけど
7,時計
息子が、入院した次の日に買ってもってきてくれた。
「時間がわかるものが何もないなあと思って」と。
家にアナログ式の時計はあるけど、音が気になるだろうと思ったからデジタル式を無印で買ってきてくれたんだそうだ。
腕時計は起き上がらないと見られないので、寝たままわかる時計はグッジョブだった。
食事の時間とかよく把握してコントロールしておかないと、体調も狂うので、時計大事。
難点は夜光らないので、夜は時間がわからないこと。
でも、夜目覚めて時計を気にすると逆に眠れなくなるので、それはそれで、見えないほうがよかったなあって思う。
ありがとう!
8,朝マスクとかいろいろ
こんなのができるようになったのはもうずいぶんあとだけど>笑
身動きも取れなかったあと、徐々に何かができるようになったときに、やっぱり女性だからお顔のお手入れとか始められたとき、気分がぐっと上向きになったよ。
顔を洗いに行けなくても、拭いて、こんなマスクでさっぱりするだけでも、ぜんぜん違った。
持ってきてよかったよー。
あとはいい香りのハンドクリームと、リップバーム。
これも上がる。
必需。
あとはお約束のふりかけとかジャムとか。
私が入院した病院のごはんはとってもおいしかった。
ごはんがおいしいって最強だ。
逆にあったらよかったなあと思ったのは
1,ヘッドフォン
イヤホンは耳が痛くなるし音悪い
2,耳栓とアイマスク
2人部屋だった時は、病室の扉がオープンになっているので、夜間のナースコールや他の患者さんの音で熟睡できなかった。ヘッドフォンで音楽聞きながら寝たりもしたけど、それも意外と脳が休まらず。耳栓ほしかったなー。
昼間の明るさ調節ができないので、お昼寝したい時にアイマスクほしかった。
アロマであったかくなるやつ、持ってくればよかったなー。
弱っている時って、目が疲れるものだと思った。
明るさ調節だけではなく、目のケアとして、必要だなー。
3,洗濯バサミ
なんか1,2個あるだけでいろいろ便利だったような気がする。
どうしてそう思ったのかは、あまり覚えてないのでいいや>笑
4,電気ポット
これ、なくてもぜんぜんいいんだけど、もっと入院が長引くならほしかった。
寝られない時とか、温かい飲み物が欲しいなあと思うこと多かった。
病院ではペットボトルばかりで、自販機のコーヒー系はあるけど、たまにはハーブティやほうじ茶とか飲みたかった。
あとなんだろー。
ってなことで入院最終日の午後がしあわせに過ぎていきます。
怒涛の約2ヶ月でした。
いろんなこと忘れずに、自分の「欠け」と向き合っていきたいなって思います。