「書く」ことで人生は変わるのかしら。改めて、自分にとっての「書く」ということ

2021.03.31 Wednesday 11:00
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    ブログなんて、もう全部やめてしまおうと思ったことは、何度もある。

    書いている意味がわからない。

    このブログも何度も廃止しようと思ってここまできたけれど

    それでもまだ、ある。こんな適当な運営でほんとすみません。とにかく、まだ、ある。

     

    書くことで報酬を得ているプロなのだから、謝金が発生しない場所で書きなぐることはしないという方もいて、それもよくわかるし、あえて書くことで、自分のプライベートを切り売りする気がしれないという人もいて、それも納得する。まあ、何を好き好んでインターネット上に文章を書いて、書いたことで落ち込んだりざわついたりするのか、自分でもよくわからないのだけれど、気がついたら書いているのだから、きっとそれは自分にとって必要なことなのだろうと思う。

     

    ぐだぐだな文章ですな。すみません。

     

     

     

    そんな場所でも、たまにこうして戻ってきて、何かを書こうと思ったりする。

    これ、とっても不思議だなあと思う。

     

     

     

    昨年から、なんだか怒涛の日が続いた。

    コロナ禍だから、さまざまなものが停滞したのに、なぜか自分の身の回りは途中からざわついた。

    年老いた一人暮らしの母との問題。

    寝たきりになった愛犬の介護と見送り。

    あれこれ修復が必要な自宅の課題と同時に、完全リモートワークとなった息子の自宅拠点づくり。

    なぜかうちにやってきた車。

    そして自分自身の生き方の方向転換と、引っ越し、2拠点生活。

     

    それがなんとなく、年度が変わる今、落ち着いてきた気がする。

     

    それで、ブログを開けて、こうして書き出している。

     

     

     

    昔読んだ谷川俊太郎さんの詩で、現実が夢のようになってから僕は夢をみなくなった、、、、というようなものを読んだことがあるような気がするのだけれど、谷川さんの詩があまりに膨大な量なので、それが何の詩だったのか、もうてんで探し出せなくなってしまった。

     

    なのでそれは、谷川さんの詩を離れて、私の中の自分詩のようになって、今も頭の中によみがえることがある。

     

    たぶん、「書く」ということは夢のようなことなのではないか、と今の私は思う。

    (夢というのは夜見る夢のことで、人生の行き先に設定するたぐいの「夢」とは違うよ。そっちのほうによく使われがちな「夢」という言葉は、私はあまり好きじゃない)。

     

     

    「今ココ」の場所をはみ出して、自分の頭や心のなかにある秘密の部屋を覗きに行くような

    実際には何も起こらないのだけれど、小さく日常をはみだしながら、梗塞しがちな日々をゆるやかにゆさぶって、ちょっとした新しいことや、おもしろいことが入り込む隙間を作るような

     

    私にとって、「書くこと」はそんな「夢」のような働きをする作業なのかもしれない。

     

     

     

    日常が自分のキャパシティを超える勢いで動き始めると

    夢を見る余裕はなくなり

     

    というか、夢を見る必要もなくなり

     

    ただただ、ゆさぶられるように日々はすぎ、ふと気づくと日常の中にからめとられて、なんだかとっても疲れている自分を発見したり。たぶん、去年の後半から今までの自分は、そういう感じだったから、

     

    だから、何も書けなかったのかな、と今は思う。

     

     

     

    人生には夢見るための小さな隙間があることが必要なのと同様に

    書くこと、書けることというのは、もしかしたらとても大切なことだったのか、と改めて。

     

     

    んなわけなので、また書いています。

    気がつけば、本当に疲れていました。

    いや、悪い意味ではなく、いい意味での人生の時間だったけれど

     

    そろそろ、ゆっくり夢を見ながら

    また、書いてもいいのかなと思い始めています。

     

    また、来ますね(って、たぶんこれは自分に向けての約束なのかな)。

     

     

    2021年3月31日。

    明日から、4月です。

     

     

    category:Dairy Tokyo | by:武蔵野婦人comments(6) | - | -

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