2回目接種、遅れるおそれも 間隔はどこまで大丈夫か

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編集委員・田村建二 熊井洋美
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 新型コロナウイルスのワクチン供給をめぐる混乱が続いている。政府の方針を受けて住民への接種を進めていた自治体からは、供給不足の不満が広がる。ワクチンの供給が滞れば、1回目の接種を済ませても2回目の接種の見通しが立たなくなる事態も起こりかねない。どう考えればいいのか。

 1回目の接種からファイザー製では通常3週間後、モデルナ製では4週間後に2回目をうつことが添付文書で定められている。

 英バーミンガム大などは5月、80歳以上の人を対象としたファイザー製での検討結果を発表。新型コロナウイルスが細胞に感染するのを防ぐ「抗体」の値は、1回目から3週間後に2回目をうった人よりも、11~12週間後にうった人のほうがむしろ高かった。

「これまでのワクチンとは違うタイプ。十分なデータがない」

 厚生労働省のワクチンに関す…

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この記事を書いた人
田村建二
科学みらい部
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医療、生命科学
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