【動画】戦禍の肖像 ウクライナから=竹花徹朗撮影
首都キーウ(キエフ)中心部から車で15分ほどの所にロシア軍の攻撃を受けた高層マンションがあった。ここに住んでいたコンスタンチン・リシュクさんに21階の自室を案内された。ドアを開けた瞬間、強い風が吹き込んできた。
壁は吹き飛び、部屋からは街が一望できる状態だった。下をのぞくと風にあおられ足がすくんだ。
ベッドに腰掛けるリシュクさんにカメラを向けると、レンズ越しに目が合った。何ともやるせない表情にドキッとした。平穏な日常が突然、消し飛ばされた不条理をその表情から垣間見た気がした。
その顔を見たとき、この国に住む人たちのポートレート(肖像写真)を撮影していこうと決めた。
ほぼ全ての建物が破壊された…
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