「不動の日米同盟」めざした安倍氏 トランプ氏と蜜月、クアッド構想

有料記事

ワシントン=望月洋嗣
[PR]

 安倍晋三元首相が銃撃され死亡したニュースは、米国にも大きな衝撃をもたらした。歴代最長の任期や、米議会での演説などで、日本の首相としてはワシントンで最も強い印象を残している。

 「ショックを受け、驚いている」。事件発生を受け、ホワイトハウスは8日未明、報道官の声明を発表した。エマニュエル駐日大使も「安倍さんは日本の優れた指導者であり、米国にとって揺るぎない盟友」との談話を出した。

 安倍氏が首相在任時に個人的な蜜月関係を築いたトランプ前大統領は、自身が立ち上げたSNS「トゥルース・ソーシャル」に投稿。安倍氏について「真に偉大な人間でリーダー」で、「私の真の友人で、さらに重要なことに、米国にとっての真の友人だ」とたたえた。

 一方、オバマ元米大統領は「…

この記事は有料記事です。残り760文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

この記事を書いた人
望月洋嗣
アメリカ総局長
専門・関心分野
国際政治、紛争