(1日、W杯1次リーグE組、日本2-1スペイン)
日本は3戦目で初めての試合運びにチャレンジした。
キックオフから3バックを敷いたのだ。
これまでは4バックでスタートし、試合の途中で布陣を変えるパターンが続いていた。
日本が3バックの布陣を採用する場合、サイドMFが最終ラインまで下がる時間が長く、実質的には5バックになる。
攻撃力のあるスペインに対し、守備を重視して戦う。明確な意思表示だった。
実際、試合は予想通りの展開になった。引いて守る日本。スペインに圧倒的にボールを保持される。前半11分、サイドから波状攻撃を浴び、FWモラタにヘディングでゴールを奪われる。
それでも、日本は全員が自陣に戻って守り続けた。
板倉滉、谷口彰悟、吉田麻也の3バックがそれぞれ厳しいタックルで警告を受ける。もう1枚、イエローカードをもらえば退場になる。
劣勢。打開策はないように見えた。
それが一転、後半開始から展開が激変した。
変化をもたらしたのは、途中交代で入ったMF堂安律とMF三笘薫だ。
後半3分、スペインが自陣深…
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