大量の水使う「ラピダス」、取水は苫小牧から 有識者会議が高く評価

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松本英仁 長谷川潤
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 大量のきれいな水が必要とされる半導体製造。北海道千歳市で建設が進む次世代半導体製造会社「ラピダス」の工場で使う水について、道の有識者会議は28日、苫小牧地区工業用水道の水を活用する案を高く評価する総合評価案をまとめた。結果を元に、道は10月上旬までに最終決定する方針。

 会議では、①年間を通して安定した取水が可能②水質が良好③十分な水量④(量産開始をめざす)2027年までに取水可能の各条件を踏まえて議論してきた。

 八つの候補地から環境への影響や取水可能性などを考慮して絞り込みをかけ、最終的に安平川を水源とする苫小牧地区工業用水道第2施設の水を活用する案と千歳川から取水する案が残った。

 この日の会議では、両案を比較検討した。

決め手となったのは?

 道によると、苫小牧案は、新…

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