意識高いと思われがちな環境問題 トラウデン直美さん流の伝え方

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聞き手・市野塊
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 環境省のサステナビリティ広報大使を務めるなど、環境問題について発信を続けるモデルのトラウデン直美さん(24)。環境問題に取り組む姿勢ゆえに「意識が高い」と思われがちだそうですが、心境の変化もあったといいます。

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 ――環境問題を発信することで、「意識が高い」と思われがちです。悩むことはありますか。

 意識が高いつもりはないのですが、逆の立場だったら「そりゃそうだよな」と思います。負担に感じないような伝え方っていうのは大事にしたいと思っています。みんなで取り組まないと前に進まないのですが、何より押し付けないっていうところは大事だなと。最近はテレビ番組で経済のことを学ぶ機会も多くて、どういうアプローチで一緒に動いてもらうのが一番近道なのか、今もよく考えます。ただ、ずっと考えていると私自身も疲れてきちゃうので、私も無理はしません。

使命感に燃えていた大学時代

 ――そう思うようになったのは何かきっかけが?

 私も大学生の頃はものすごい使命感に燃えて、あれもこれも試してみて、周囲に紹介してみようという気持ちでした。環境にメラメラ燃えてた時は同じような友達が多すぎて、それが当たり前という感覚でした。

 でもやっぱり疲れてくる時が…

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この記事を書いた人
市野塊
科学みらい部兼国際報道部|環境省担当
専門・関心分野
気候変動・環境、医療、テクノロジー