魅力度ランキング39位の栃木 かつては知事が上京したが、今は……

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津布楽洋一
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 民間調査会社「ブランド総合研究所」(東京)による今年の「都道府県魅力度ランキング」が発表された。今年の栃木は39位。お隣の茨城、群馬とともに北関東3県は、以前は低位にあることを気にする向きが多かったが、今年は目立った反応が見られない。

 ランキングは民放のテレビ番組内で発表された。栃木は前年からひとつ順位を上げて、2015年の35位以来の30位台になった。

 都道府県ランキングの発表が始まったのは09年。栃木県は、この順位をかなり気にかけていた時期があった。16年から5年間の「とちぎブランド取組方針」では、目標のひとつに魅力度ランキングで「20年に25位以内」を掲げていた。

 20年に全国で最下位になった直後には、福田富一知事が自ら上京し、同社に調査の仕方の見直しなどを求めたこともあった。

 しかしその後、この魅力度を重視する声はあまり聞かれなくなった。21年からの「ブランディング推進方針」では、成果指標から消えた。「魅力度順位の上昇は、農業産出額や観光宿泊数などに影響を及ぼすものと想定していたが、結果として因果関係は明らかにならなかった」と分析した。今の成果指標には「いちご王国・栃木の認知度」など7項目を掲げている。

 県デジタル戦略課は「この結…

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