第2回新幹線の終着駅、敦賀ってどんなところ? 鉄道と港の街、海鮮に舌鼓

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教えて!北陸新幹線 ②敦賀駅

 Q 終着駅となる敦賀ってどんなところ?

 かがやき駅長 「鉄道と港のまち」と呼ばれ栄えた歴史があるんだよ。明治後期から昭和初期には、東京と敦賀港を結ぶ「欧亜国際連絡列車」が走っていたんだ。そして、敦賀港から連絡船でロシア、そこからシベリア鉄道に乗り継ぎ、1枚の切符で欧州へ行くことができ、まさに世界への玄関口だったんだ。

 港に面した金ケ崎緑地には、その繁栄したときに米国の石油会社が作った「敦賀赤レンガ倉庫」や、第2次世界大戦中に敦賀に船で避難したユダヤ難民の史実などを伝える資料館「人道の港 敦賀ムゼウム」もある。

つながる北陸新幹線~ぐるっと名所めぐり~

北陸新幹線の金沢―敦賀間が2024年3月16日に開業します。新たな6駅を含む沿線の見どころは? 各駅をQ&Aで朝日新聞連載オリジナルキャラクター「かがやき駅長」が解説し、記者がお薦めする1日観光コースやイチオシの昼食も紹介します。

 Q おすすめの場所は?…

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    杉田菜穂
    (俳人・大阪公立大学教授=社会政策)
    2024年3月16日12時0分 投稿
    【視点】

    敦賀といえば、松尾芭蕉の「おくのほそ道」。次の<寂しさや>の句で芭蕉は、敦賀市の色ヶ浜には(源氏物語でよく知られている)須磨に勝る寂しさがあると説いて、色ヶ浜に奥深い情趣(じょうしゅ)を見いだしている。 寂しさや須磨に勝ちたる浜の秋

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    倉田徹
    (立教大学法学部教授)
    2024年3月19日8時51分 投稿
    【視点】

    過日敦賀を訪れた際に、ふらっと立ち寄った「ちえなみき」の選書と陳列には驚きました。書店経営が厳しい時代に、大都市でも大規模な書店に行かないと見つけられないような重厚な学術書が、敦賀の駅前で売られているのは感動ものです。私が書いた本も何冊か見

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