ロシアのウクライナ侵攻からまもなく2年となる。新年を迎えた首都モスクワの街は、ロシアのクリスマスである7日に向けて華やかなイルミネーションで飾られている。一見すると侵攻や制裁の影響は見えない。
モスクワ中心部の赤の広場近くを訪れると、巨大なイルミネーションが目に入った。大通り沿いも電飾が施され、零下20度を下回る極寒の中、家族連れらが楽しそうに歩く姿があった。
近くの公園では、ロシア版サンタクロースの「寒さおじいさん」や伝統衣装を着た人たちと一緒に踊るイベントが開かれていた。無料の温かいお茶も配られ、行列が出来ていた。
友人と訪れた20代のアーニャさんは「年々、モスクワの飾りはきれいになっている。雪がないのが寂しいけど、とても気分がいい」と笑った。
花火を中止する都市も
ロシアメディアによると、モ…
- 【視点】
個人的に、12月の初頭に学会出席のため米フィラデルフィアに滞在していたのだけれど、街の中心部で恒例のクリスマスツリー点灯式が行われる様子が、ニュースで流れていた。翌日、実際に自分でもそれを眺める機会があったが、ロシア研究者の私からすると「シ
…続きを読む
ウクライナ情勢 最新ニュース
ロシアのウクライナ侵攻に関する最新のニュース、国際社会の動向、経済への影響などを、わかりやすくお伝えします。[もっと見る]