立憲民主党は4日、東京都内で党大会を開き、次期衆院選で「自民党を超える第一党となる」と掲げた2024年度活動計画を決めた。自民の裏金問題で追い風が吹く中、「政権交代」にも踏み込んだ。だが、野党結集への道のりは険しく、4月の補欠選挙でその真価が問われることになる。
党大会であいさつに立った泉健太代表は声を張り上げ、政権交代への決意を熱っぽく語った。「自民党を政権から外し、新たな政権を発足させ、政治改革、子ども若者支援、教育無償化などを実現しよう」
さらに、衆院選で単独過半数に至らなくても、一致しやすい政策に絞って連立を組む「ミッション型内閣」なら可能だと強調。「野党の本気度が問われる構想」としたうえで、各党との調整や協議を党幹部に指示したことも明らかにした。
泉氏に近い衆院議員はこう歓迎した。「顔つきが変わってきた。明らかにギアを上げている」
立憲関係者によると、根回し…
- 【解説】
立憲民主党・泉健太代表の真価が問われる4月の衆院3補選は、日本維新の会がすでに東京15区、長崎3区に候補者の擁立を表明。この3補選で野党間の候補者調整ができるのかできないのかが、最大の焦点となってきます。 特に東京15区と長崎3区の両補選
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