「ニッポンは田舎の終着駅」 GDP4位転落、辺境作家が占う未来

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聞き手・石川智也
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ノンフィクション作家・高野秀行さんに聞く

 半世紀以上掲げてきた「経済大国ニッポン」の金看板が危うくなっている。昨年の国内総生産(GDP)ランキングで日本がドイツに抜かれ、4位に転落した。

 2010年に中国に抜かれた際と同様のショックと受け止める向きもあるようだが、ノンフィクション作家の高野秀行さんは「日本はとっくに世界の蚊帳の外に置かれている」と語る。世界を飛び回りながら隅々まで見てきた目に、日本の針路はどう映るのか。

たかの・ひでゆき 1966年生まれ。早稲田大探検部時代に「幻獣ムベンベを追え」でデビュー。他の著書に「謎の独立国家ソマリランド」「謎のアジア納豆」「イラク水滸伝」など。

羽田や成田に帰国してみたら……

 アジアやアフリカ、南米の辺境を30年以上、旅してきました。これまでに欧米も含め60カ国以上を訪れましたが、如実に感じるのは、今や日本こそ辺境の地だということです。

 ここ10年の日本の沈没ぶり…

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この記事を書いた人
石川智也
オピニオン編集部
専門・関心分野
リベラリズム、立憲主義、メディア学、ジャーナリズム論
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    マライ・メントライン
    (よろず物書き業・翻訳家)
    2024年2月15日17時0分 投稿
    【視点】

    高野秀行さんの考察は、このテーマを扱った各種オピニオンの中で最も納得できる内容で素晴らしい。なぜというに「いえいえ、この状況こそむしろ天祐なんですよ!」といった逆張りや、「いえいえ、まだまだ日本は列強として全然イケますよ!」といったエクスト

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    天野千尋
    (映画監督・脚本家)
    2024年2月18日22時15分 投稿
    【視点】

    <日本は今や「世界の古都」>という表現。 しっくりくると同時に、それならそれで悪くないかも、と少なからずポジティブな心持ちになれました。 先日NYタイムズ紙が発表した「2024年に行くべき52ヵ所」では、昨年の盛岡市(ロンドンに次ぐ

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