イスラエル、「敵国」の影響力低下に躍起 シリアのイラン大使館攻撃
エルサレム=高久潤
シリアの首都ダマスカスのイラン大使館の建物が攻撃を受け、イランメディアは、この攻撃でイラン革命防衛隊の高官が死亡したと報じた。イスラエル軍の攻撃とみられる。昨年10月に始まったパレスチナ自治区ガザでの戦闘が本格化して以降、イスラエルは、国境を接するシリアやレバノンで攻撃を繰り返し、「敵国」イランの影響力をそぐことに躍起になっている。
イラン国営通信などによると、今回の攻撃で、イラン革命防衛隊の対外工作部隊「コッズ部隊」の駐シリア・レバノン司令官や革命防衛隊員ら計7人が死亡した。イラン政府系タスニム通信は1日、この司令官がモハンマドレザ・ザヘディ司令官だと報じた。
イスラエルメディアは、ザヘディ氏について、イスラエル領内でのテロ攻撃を指揮していた人物だったと伝えた。イスラエルは通常シリアやレバノンでの攻撃について個別のコメントはださず、今回の攻撃への関与についてもコメントしていない。
「ハマスの次はレバノンのヒズボラ」見方も
ガザでの戦闘が始まって以降…
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