日本人女性を米国での売春にあっせん容疑 求人サイト運営社長ら逮捕

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御船紗子
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 日本人女性を売春させる目的で米国の業者にあっせんしたなどとして、警視庁は、デートクラブ運営会社社長の臼井良夫容疑者(53)=東京都品川区=ら4人を職業安定法違反容疑(有害業務就労目的の職業紹介等)で逮捕し、4日に発表した。臼井容疑者ら3人は「女性をあっせんする業務をグループの代表として行ってきたことに間違いはない」などと容疑を認め、1人は一部否認しているという。

 保安課によると、臼井容疑者ら3人の逮捕容疑は昨年3~4月、運営する求人サイト「海外出稼ぎシャルム」を通じて応募するなどした20~30代の女性2人に対し、売春させる目的で米国の業者にあっせんしたなどというもの。1人は海外への売春あっせん目的と知りながら、求人サイトで女性らを募った疑いがある。

200人以上あっせん、2億円売り上げか

 女性らは昨年3~4月、サイトを通じるなどして米国に入国し、10日~1カ月間ずつ、店舗型売春店などに住み込むなどして約90万~約250万円ずつを得ていた。臼井容疑者らはサイトを開設した2021年以降、200~300人をアメリカ、オーストラリアカナダなどへあっせんし、約2億円を売り上げたと同課に説明したという。うち100人以上がサイトを通じての応募だったという。昨年4月にアメリカ当局から日本の警察庁に、女性に性的搾取の疑いがある求人サイトの情報提供があり、警視庁が捜査していた。

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