藤井聡太八冠が失冠、一時不調が影響 「強さに陰りはない」の声も
将棋の藤井聡太叡王(えいおう)(21)=名人・竜王・王位・王座・棋王・王将・棋聖と合わせ八冠=が20日、甲府市で指された第9期叡王戦五番勝負(不二家主催)第5局で挑戦者の伊藤匠(たくみ)七段(21)に敗れ、シリーズ2勝3敗で叡王を失冠した。
2016年に史上最年少の14歳2カ月でプロ入りした藤井叡王は、デビュー29連勝という新記録を打ち立て、藤井ブームを巻き起こした。
20年には、17歳11カ月で初タイトルの棋聖を獲得し、その後もタイトルを奪取。21年には竜王(19歳3カ月)を、23年には名人(20歳10カ月)をいずれも史上最年少で獲得し、23年秋の王座奪取で、前人未到の八冠制覇の偉業を成し遂げた。
今回の叡王戦をのぞけば、22回のタイトル戦で挑戦失敗や失冠は一度もない。年度勝率は毎年8割を超え、23年度も8割5分を超えて全棋士中1位だった。
ただ、今年度については、4…
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