第4回M&Aトラブル続出、「悪党に見えると思うので」語り始めた会社代表
インタビューを申し込んで2週間後の6月26日午後。東京・築地にある朝日新聞社の応接スペースに、51歳の会社代表が現れた。
名刺を交換して席につくと、語り始めた。
「うちのまわりで起きたことを見れば、とんでもない悪党に見えると思うので。そうしたなかで取材機会をいただけるフェアな精神には感謝している」
M&A仲介で株式譲渡契約を結んだ相手とトラブルを重ね、返すべきお金を返さないのはなぜか。約束した経営者保証の解除をしない理由は何か。2時間余りのインタビューで尋ねた――。
「十数社で5億円いかないくらい」
朝日新聞の取材では、東京・…