時短勤務は不安?不公平? 職場で同僚との「溝」を埋めるには

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高橋諒子
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 育児や介護、病気の治療などの理由で、勤務時間に制約のある働き手は増えています。短時間勤務(時短勤務)で働く人もその周りの人も、働きやすい職場をめざして取り組む企業を取材しました。

社長も管理職も「時短勤務」体験

 仕事は山積しているのに残業はできない、会議中に突然「退勤」を促すチャットが届く――。人材サービスのパーソルキャリアでは今年、社長や役員、管理職の計約550人を対象に「時短勤務」を体験する研修を始めた。

 研修では、時短勤務の社員から仕事や家庭での苦労や課題を聞き、残業しないで午後6時に仕事を終える勤務を1週間続ける。子どもの体調不良で保育園から「お迎え」を求める連絡が来ると想定し、連絡を受けたら仕事を切り上げて退勤する体験も盛り込んだ。

 同社では2016年から、育…

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    田幸香純
    (朝日新聞記者=働き方、企業、消費)
    2024年7月13日11時21分 投稿
    【視点】

     これまで育児や介護を抱える働き手に対しては「時短勤務」制度を整えることで、「配慮」する動きが中心でした。その配慮の結果として、時短勤務者の業務を引き受けて仕事の負荷が増える他の従業員から不満の声が出るのはどこの企業にも共通する課題だったと

    …続きを読む