鳥取市の人口、18万人下回る 04年の市町村合併後で初、減少続く
富田祥広
鳥取市の人口が6月末現在で17万9959人となり、2004年11月に周辺8町村と合併後、初めて18万人を下回ったことが分かった。市が11日にホームページで住民登録者数を公表した。男性は8万6891人、女性は9万3068人だった。
市の人口は、市町村合併直後は約20万2千人だったが、08年ごろに19万人台、17年には18万人台に落ち込んだ。少子高齢化が進み、死亡数が出生数を上回る「自然減」が拡大傾向にあり、転出数が転入数を上回る「社会減」も続いている。
国立社会保障・人口問題研究所が昨年12月に発表した地域別将来推計人口によると、市の人口は40年に約15万9千人、50年には約14万3千人まで減少する見通しだ。
20年の国勢調査では、鳥取市の人口は全国の県庁所在地で最も少なかった。次に少なかった甲府市は、今年6月1日現在の住民登録者数を18万4283人と公表している。
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