第3回不登校に強い罪悪感、棚にこもり一日中ゲーム 中1で陥った「依存」

有料記事子どもとネット依存

高浜行人
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 新潟県の男性(18)がゲーム依存になったきっかけは、中1の夏に不登校になったことだった。

 母(55)によると、同級生にからかわれたことが原因の一つ。だが、本当の理由は自分でもわからないようだった。

 男性は自宅のテレビ下にある、奥行きと高さが30センチほどの横長の棚の中にちょうど収まるように寝転んだ。家族との対話を拒み、戸を閉めてこもった。服は着ず、いつも下着姿だった。

 その中で、家庭用ゲーム機スマートフォンをネットにつなぎ、ゲームをやり続けた。起きているときはずっと、毎日十数時間に上った。

ゲームをしていないと生きていけないほど追い詰められる男性。母からゲームを取り上げた時、反抗してある行動に出ます。母がいま抱く後悔とは。

「迷惑かけない死に方」 スマホで検索

 楽しんでいたわけではない…

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この記事を書いた人
高浜行人
東京社会部|教育班キャップ
専門・関心分野
学校教育、受験、教育行政
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    富永京子
    (立命館大学准教授=社会運動論)
    2024年7月17日18時15分 投稿
    【視点】

    自分自身もいわゆる不登校児でしたので、この「罪悪感」という感覚はよくわかります。学校、休んでるけど、心は全く休めてないんですよね。むしろ何もしてない、押しつぶされるような重圧の中で、ただただ何もできない自分が嫌になる。結果ネットやゲーム、深

    …続きを読む