京都・祇園祭の宵々山 山鉾にともる駒形提灯、響く「コンチキチン」

西崎啓太朗
[PR]

 京都・祇園祭は15日、前祭(さきまつり)の宵々山(よいよいやま)を迎えた。時折激しい雨が降る中、京都市中心部に立つ23基の山鉾(やまほこ)には夕暮れとともに駒形提灯(ちょうちん)がともり、「コンチキチン」の祇園囃子(ばやし)が響いた。目抜き通りの烏丸通などには露店が並び、山鉾を写真に収める人や厄よけちまきを求める人でにぎわった。

 京都府警によると、15日午後9時半時点の人出は約23万人で昨年より5万人少なかった。17日の山鉾巡行を前に、16日夜は宵山(よいやま)、15日夜は宵々山、14日夜は宵々々山(よいよいよいやま)と呼ばれる。山鉾巡行は17日午前9時に始まり、先頭の長刀鉾(なぎなたほこ)が四条烏丸を出発する。

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

この記事を書いた人
西崎啓太朗
京都総局|京都府政
専門・関心分野
移民、難民、宗教、農業、中東地域
  • commentatorHeader
    杉田菜穂
    (俳人・大阪公立大学教授=社会政策)
    2024年7月15日21時6分 投稿
    【視点】

    こんな句も。 祇園会(ぎおんえ)や京へ上るといひしころ  桂 信子 かつては京都に都があったのだと(今では一般に、上京といえば東京へ行くことなのだが)。14日の宵々々山、15日の宵々山、16日の宵山を経て17日の山鉾巡行を迎える。身動き

    …続きを読む